Google が「船を燃やして」Gemini に全力を注ぐのが賢明である理由を示すグラフをいくつか示します。 1. Googleの検索セッションシェアは、ChatGPTなどのLLMにようやく低下し始めています。昨年の同時期の88%に対して、現在は80%未満です。GoogleのDAU/MAU比も、久しぶりに低下しています（ChatGPT導入前の28%以上に対して、現在は25%）。 2. 検索における「AIモード」の利用は、導入地域全体で週次セッションの10%未満と、なかなか普及が進んでいません。英国やインドなど一部の市場では、利用率は徐々に低下傾向にありますが、米国では横ばいまたは若干増加しています。 3. Geminiは急成長を遂げています。特に今春のGemini 2.5リリース以降、デスクトップ版の週次ユーザー数は2倍に増加しています。基盤となるモデルの改善と新機能の導入により、リテンションコホートは時間とともに改善し、さらに「上向きに」なっています。
